ゾンサガ伝説


2019年 2月 10日
 
 
 いやあまいったね、こんなにおっかけたアニメは初めて。

 僕のこの作品に対する総評は「勢いだけで笑えるアニメ」ではあるんだけど、それ以上に実は作りこみの凄さや「最終的に作品の持つ意味合い(テーマ)」やその楽曲が素晴らしくて、ゾンサガはほんとにサーガになったと言うか「伝説になった」んだとは思うよね。

 この作品が単に面白い作品に留まらず、最終的に素晴らしい作品と思われるのは「楽曲の良さ」とそれに込められた「メッセージの良さ」最終的には「テーマの良さ」だと思う。
 
 
 
 そんなこんなで今回はまず音楽論を言ってみたいと思うのね。

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ゾンビランドサガをブログのテーマ作品にするよ


2019年 2月 7日
 
 
 ハイッ!エンジェルメーカーですよ。

 まあ今月も 7の日報告しますよん。
 
 
 
 う~ん、ゾンビランドサガ。

 自分で取り上げといて今更言うのもなんだけど、これは案外「怪作」かもしれないよねえ。

 5周くらいはみたけど「見るたびに新しい面白さがあるスルメみたいな作品」で、こんな作品は珍しいというか「始めてみた」

 普通は一度目に見た時が一番面白くて段々飽きるもんだけど、この作品は逆で、1度目はギャグの良さで、2度目からはテーマと演出で、最後は楽曲の良さで歌が脳内ループするという。

 製作者の言うには「アイドルネタだけでは見てもらえないからギャグを入れました」という事らしい。

 もうずっと「なんこれ、なんねこれ」って感じで見てたよ。

 どうしてそうなるかと言うと、複合的に色々な要素が詰め込んであって、見るたびに発見がある。

 例えば表情も豊かなのかなあと思ったけど、どうもコメントで「4年かけて作った作品」というのがあって実際には色々と丁寧に作った作品らしい。

 そうだとしたらそれは詰め込めるよなあ、と思った。

 4年(構想からだと 4年という事らしい)という事はどういう事かと言うと、予算も沢山出たんだとは思うよね。

 いやあ普通そんな大作って「ゾンビ」とか「佐賀」とか「アイドル」とか、そんな2線級の、つまりB級のキーワードで作らんじゃん(所々失礼しました)、だからなんかパッと見は色物B級っぽいんだけど中身は王道の作りで伝説級って予想も付かないよね。

 題材のチープさと作りの良さの意外さ、伝説級のライブ演出、時代要請的なテーマ、なんでこの組み合わせでこうなるの?というちょっとした奇跡的な作品かもね。

 時々傑作を超えて時代の要請、寵児として現れる「怪作」が出るんだけど、案外この作品はそれかもしれんね。
 
 
「転~んでも立ち上がって~♪
 死~んでも這い上がって~♪」

「な~んどっでもっな~んどっでも立~ち~あがっれ~♪
 あきらめ~なければ~終わりは始まりへ変~わる~♪」

「フラッグ~をは~た~めか~せ~ろ~♪」

 テーマに対してストレートな歌詞なので分かりやすくて思い入れしやすく内容も素晴らしい。

 しかしその分どちらかと言うとやっぱりミュージカルに近い感じを受けるので、たぶん楽曲としてはアニソンを超えないだろうとは思うけど、まあ僕はアイドル曲はしらないのでよくは分からない。

 しかしこれ、楽曲としても結構なレベルのような気がするんだけど、どうなんだろうね。

 テーマや動機が「みんなに対する応援歌」なので、仕事の雰囲気も良い感じはする。

 なんか色々とちょっと普通でない奇跡的な感じの「不思議な作品」な感じが僕はちょっとするんだけどねえ。
 
 
 ただこの「蘇れ」テーマはどちらかと言うと高年向けのテーマだったかもしれんよね。

 コメントでも40代50代の人が円盤(ブルーレイ?DVD?)を買ってるとかで、ツイッターのとあるアニメ投票だとゾンサガは12位で、1位2位は青春ものロミオとジュリエットものだったから、集計場所によって違うんだろうけど若い人は相変わらずさわやか青春路線が好きなようで、健全で良い事ですな、まあ言うてもゾンビだしなあ(笑)
 
 
 だから平成の「失われた30年」が始まるまでは「萌える」じゃなくて「燃える」だったのね、この作品はたぶんそういう事なんじゃないのかな。

 だからちょっと純粋に女の子向けアイドルものとは違うのかもしれないけど、その分普遍性はあるんじゃないのかなあ。
 
 
 僕はたまたま中身が良かったのでめずらしく取り上げたのに過ぎないんだけど、よく考えてみたらこの作品のテーマは本ブログのテーマそのものでもあったのよね。

 という訳でこの作品を本ブログのテーマ作品としてみようかと思う。
 
 
 
 さて、今月はちょっと落描きしたので、というか久しぶりに天使を描いた。

 というわけでバイバイ。
 
 
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ゾンビランドサガとイノベーション(革新)の話


2019年 1月27日
 
 
 こ~~~んちわわわ、エンジェルメーカーざんすぅ~。

 まあなんか少しの人に覗いていただいている様なので、嬉しいようなこのままで良いのか複雑な気分でありんすぅ。

 そんなこんなで、なんと今月も忙しくて描いてるヒマ無いやがったので、今月は面白いアニメをひさしぶりに発掘しやがりんしたので、それを題材に作家論の話をしたいと思います。

 7日じゃないけど今月はネタも無かったので早めに出します。

 僕はアニメマニアと言う程には関心が無い人だけど、今回始めてブログに書こうと思ったくらいには面白い作品を見つけた。
 
 

 ゾンビランドサガ

(ネタバレするので、見てない人はこれを読む前に一度見てみる事を推奨します)

 まあ後で調べたら2018年、年間賞だとかで「覇権」とか言われてたけど、僕は興味ないんで後からへえと思ったけど、まあそれくらいにはすごい作品なんじゃないでしょうか。

 というか思うに、10年もアニメ見てなかったしその間には面白い作品もあったんでしょうけど、まあ僕にサッパリ実力が無いのにいっちゃあ悪いけど、この作品がトップなくらいには他の作品が駄作ばかりなんだとは思うのね(後で分かったけど 2018年は割と豊作だったようです)

 それで面白い作品を作ると言う事は、じゃあどう言う事なのか、というのを今回はこの作品を題材に話してみたい。
 
 
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今月も堂々休業です


2019年 1月7日
 
 
 あ、ども、あけました、めでたい、万年休業中エンジェルメーカーですぅ。
 
 
 ついに今月は何も、なにも・・・あ、なにも・・・

 そして
 
 
 ネタもなし

 という訳で企画が崩壊してますが、今年もヨロシク~(する人なんていない(笑))
 
 

今月は落書きでお茶を濁す


2018年 12月 7日
 
 
 うはっ!エンジェルメーカーだよっ!(バタッ ← 死んでる)

 今月は忙しくて忙しくて忙しくて忙しくて、ついに一筆もしやがらなかったので、変わりに今ちょっちょっと 2時間くらいで落書きしたから、もうそれでかんべんしてくれらんす。

 筆者近影
 
 

今月は何も無し


2018年 11月 7日
 
 
 いやあっほーエンジェルメーカーざんす~。

 今月はこれだけ描いたきりですよん。


 
 
 やっとだいたい 1ページ終わったので、次のページのコンテを考えないとねえ。

 どんだけ遅筆やねん。
 
 

エンジェルメーカーはどんな修業をしてきたのか


2018年 10月 7日
 
 
 やはあ、エンジェルメーカーですよん。

 今月はこのくらい描いたのよん。

 右側のコマね。

 いやあ、相変わらず寡筆だねえ、あははは・は・・・・。
 
 
 さて、なんか「この人は元々うまい人なのか」という人がいたような気がするので、僕は一度もうまいなんて思った事ないし、未だ到底プロなんて無いレベルだと思うから「虎の穴」なんて企画して研鑽を志している訳なんけど、そういえばそれ以前の修業はどうだったのか今回は書いてみる事にしたよん。

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アニメを見た感想と、それを元に作家論の話しなど


2018年 9月7日
 
 
 いやっハロー!

 って言ったらオタク認定なんでしょうかね、ども、エンジェルメーカーです。
 
 
 いやあ暑かったねえ~、暑く暑くて溶けてましたけど、おかげで今月は何もできなかったので変わりにダラダラとネットで拾えるアニメなど見てました。

 そんな訳で今回は見たアニメを元に適当に作家論の話などしてみたいと思いますよん。
 
 
 まあ僕は歳だから流石にここ 10年アニメは見てなかったんだけど、もともとそんなに見るほうじゃ無くて、というのも幻想童話マンガなんてジャンルの参考になるような作品なんてほとんど無かったからねえ。

 ネットで拾えるものってたぶん人気があって、消しても消しても誰かが UPしてるものだと思うのね。

 だからそこそこ面白いものが残ってるか、逆に権利者が投げて消してないものか 2極のような気がするんだけど、作家論的にまず思うのは「ラノベ原作が多い」という事なんだけど、なぜだと思います?

 シナリオがそれなりに複雑で面白いからね、複雑というよりは今まで誰も使わなかったとりあえず斬新な設定や切り口という程度で、ほんとうはそんなにちゃんと練ったものでも奥の深いものでも無いんだろうけど、まあこれは名前通りライトノベルだからねえ。

 しかしねえ、逆に言うとその程度さえ一般のアニメよりシナリオが複雑で面白いと思われてるのが問題だと思うので、それなら一般のアニメのシナリオってどのくらいダメなのさ、という事になるね。

 マンガ、アニメ、映画、小説、ゲーム、クリエイターの作ってるものって多分本当は全部「神話かおとぎ話、お話し」だと思うのね。

 つまりは「物語り」というのが核であり、人から人へ、まあ「大人から子供へ」なんだけど、世界に出る予備学習として何を伝えたいのか、伝えるのか、というのが基本だと思うのね。

 という訳で作家論の一つ目「本当はシナリオが一番大事」これを言ってみたい。

 平成のライダーシリーズ、これの始めは「くうが」という名前だったと思うけど、平成ライダーの始めとしてとてもヒットしたと思う。

 僕は歳だから見ては無かったけど、革新的で結構すごかったと思う。

 それから平成のウルトラマンは「ティガ」だっけ?光の巨人の。

 これも平成のウルトラマンシリーズの始めとして結構人気が出てたと思う。

 両者に共通するのは「それまでに無い斬新で複雑な設定とシナリオ」だったと思うのね。

 そもそもアニメの始めって手塚治虫先生の始めた一週間 30分枠だったのだけど、当時製作が間に合わなくて大変で「セル画バンク」だったっけ、要するに「使いまわし」なんだけど、例えば変身シーンだとか必殺技のシーンを一度作ったらシリーズ中はそれを必ず毎回入れると言う事で、製作の負担を減らしたり、という事があったと思うのね。

 そうするとどうなるかと言うと、毎回パターンになって、その回の話しはその回で終わり、という事になったんじゃないかと。

 比べてラノベ、つまり小説だと話しがパターンになる方が難しくて、毎回々世界も人物も連続的に変化して行くものだと思うから、例えばドラえもんのいつまでも同じ日常のパターンから変わる事が無い、という世界とは逆になってくると思うのね。

 だから子供だましになりにくくて面白いんじゃ無いかと僕は思うのね。

 ハリウッド映画のシナリオってものすごくお金がかかってるし、良い映画になるかどうかは良いシナリオを得られるかどうかってくらいで、制作費に対するシナリオの割合がたぶん結構あると思うし、アメリカのシナリオライターも結構な地位と尊敬を集めているのかなと思う、よく知らんけどね。

 返って日本のアニメや映画ってシナリオにそこまで気を使って無い感じで、ビジュアルとか作画とか俳優とか声優とか、そんなのって言っちゃうと失礼だけど、まあそんなのばかり気にしてお話しがスカスカでちっとも面白くない、という事が多い感じがする訳です。

 逆の例で、例えば「金田一少年の事件簿」でしたっけ?、その人気マンガはシナリオを何十人かでアイデアを出し合って練っていたそうです。

 昔バブルの頃 OVAつまりオリジナルビデオアニメってのがあったんだけど、作画ばかりにこだわってシナリオが「?」って作品が結構多くて、そういうのはやっぱりつまんないんだよね、ネタとしては笑って見られるんだけどね。
 
 
 
 んじゃあ次。

 「ハーレムものの木偶の坊(でくのぼう)主人公ってサイテー」って事なんだけど。

 まあとにかくどの作品もどの作品もハーレムものが多くて、主人公が「地味で無能で主張も無い」というのが多い。

 これはつまらないよね、しらける。

 まず、これは男性ものでも女性ものでもそうなんだけど「なんでこんなダサイ、カワイクナイ主人公が何の理由も無く異性に言い寄られるのか」という時点でリアリティが無くてしらける。

 「あなたみたいに私を、俺を見たのは初めてだ」あ~そうですか、その程度の人なら掃いて捨てるほどいるでしょうに。

 僕は男性だけどね~、主人公がカッコ良くないとやっぱりなんかねえ、現実のモテ無い一般のモッサリ君、これは僕もだけどさあ、そういうのを主人公にしてる事が多い感じなんだけどオタク向けに作ってるからなのか?

 まずもうそんな容姿で学園のアイドル級に何人も言い寄られるとかアホかと。

 それと「自分からは何のリアクションもしない」てのが多くて、ほんとイライラする。

 全部異性からのアプローチや行動まかせで、「おいそこはちょっと何か言えよ」って主人公ね、こんなの主人公じゃ無いよね。

 だいたいなんでこんな事になってるのかと言うと、僕が思うにたぶん「エロゲの影響」じゃないのかな。

 エロゲ、というかそもそもゲームだと「主人公は遊び手が操作するのであえて何のセリフも言わない」とかそんなのあるし、それこそエロゲなら複数のヒロインを落とせればそれで良いわけなのであって、確かに操作する主人公になんらかの主張とか個性とかあっても意味無いのかもしれない。

 どうにもハーレムものって、その辺のエロゲ文化の逆輸入のような感じがして、まあアニメというか物語としてはどうなんでしょうか、という気がしましたね。

 その点、おそらくネットで一番人気があると思われた「やはり俺の青春ラブコメは間違ってるのだろうか」でしたっけ?

 この作品が面白いのは主人公に個性と主張があるからでしょうね。

 「読み手というのは主人公をを通して感情移入するというか主人公が読み手の分身というか、主人公を通して仮想体験を追体験する訳なので、そもそも主人公の活躍しない話しは面白くない」というの、こんなの作家論のいろはのいだと思いますけどね。

 逆に言うと活躍するから主人公なのであって、それは別に容姿でも能力でも主張でもなんでも良いんだけど主体的に活躍をしないのであれば、主人公でも物語でもありません、原則はそうだと僕は思いますけどね。

 だからあえて狙ってやってるのでも無い限り、こんなのタブー破りだと僕は思うんだけどね。

 とにかく地味で無能で無個性な主人公が多すぎる感じがしますし、そういうのはサイテーだと僕は思いました。

 まあハーレムものの人形主人公の事を言ってるのであって、必ずしもアグレッシブであると言う事ではないのよ。

 例えば「森田さんは無口」が僕は結構良かったんだけど、主人公は無口でほとんどしゃべらないのね、でも個性があるからお話としては面白いし、まあよくあんなしゃべらない話しを面白くできるもんだと関心しましたけど、個性があって主張や行動にメリハリがある訳です。
 
 
 
 書ける事はまだ沢山あるんだけど、とりあえず長くなるので 3つ目で最後にするよん。

 色々見たんだけど僕が一番好きだったのは「ミカグラ学園組曲」とかいうマイナーなアニメ。

 別に話しはそんなに面白くないし、キャラデザもそんなに魅力的でも無い。

 でも主人公が明るくて元気でバカ、学園をひっかきまわすんだけど気持ちが良かった。

 なぜかというと実は作家論的に言うと「その作品から読み手が受ける印象や受け取るものは、ただ主人公の動機による」というのが僕の持論なのね。

 動機というのは主人公が何を考え目指して、何をサブキャラや世界にアクションするか、という事。

 僕は作品とはほとんどそれで決まるものと思ってる、それくらい主人公の動機というのは大事だと思う。

 つまりね、ミカグラの主人公は「周りの人に元気になってもらおう(じゃ無くて人が好きなのかな?)」とかなんとかそんな動機だと思うんだけど、それが作品のあたたかい印象になってると思うのね。

 この作品を間単に分類すると「友達100人できるかな」という事だと思うけどねえ、中学高校くらいの子供の頃には当たり前のようにそんな明るい世界があるように思うけど、僕らの歳になるとねえ、こんな友情友愛の世界は希少だからねえ(笑)

 だからたぶん若い人には当たり前すぎて「子供だまし」に見えるんじゃないかと思うけどね、歳とると逆にこんな明るい世界は貴重な世界だと思うのね。

 まあとにかく、主人公の動機がその作品そのものだという事でね、例えば「暗殺教室」なんてのも話しは面白かったけど、どうにも暗殺という動機が作品を暗いほうへ引っ張ってしまうような気がして、途中で止めましたけどね。

 まあ例えばプロの殺し屋から激励されたりするシーンもありましたけど「殺しを肯定するのはちょっとねえ、貴方本当の暗殺家業の人の心の闇を知ってますか」と言う事で、暗殺をキラキラと描くとか止めてください、と思いましたね。

 主人公はどうしても暗殺を肯定して成長しないといけない訳で、それはちょっとどうなんだろうかと思ってしまうよ、人殺しの肯定とかどうしても暗くなってしまう感じがしてね。

 例えば俺ガイルなんかも主人公が「根暗」なのでね、やっぱり現実には根暗はダメなんですよ、お話しの中では良いとしても生きてる人間がそれをマネしたらやっぱり良くないですよ。

 だから主人公が自分を傷つける事によって他人の問題を解決しますけど、どこかいまいち被害者というか傷つく人が出ていたり、ヒロインから「貴方が傷つくのを見てられない」と言われたりで、自傷というのは自分だけの問題では無くなるのが現実なのであって、それは親類縁者がいますからね、自傷してる人を見て傷ついたり悲しんだりする人がだいたい他に必ずいるので、現実には根暗(自己否定)はダメですよ。

 自分が沈む事によって回りも引きずられて沈む事になるからです、結局は迷惑になるんですよ(ソースはオレ、というか僕はモロに読書好きで人が苦手なこの主人公のタイプの人間、感情的になるのが嫌で知性的に物事を把握しようとするタイプなんだよね、よく分かる)

 例えばヒロインのアプローチを拒絶したりしますけど、これも自己認証が低いからとは言えるんでしょうけど、それだと本人だけでなくアプローチした人、つまりその人に関わった人も暗い気持ちになるというか、嫌な思いをしますからね、現実にはね、根暗より根明(というよりある程度の自己重要感、肯定感、自尊心とか)を目指さないとどうしようも無い事もあると思うんですよ。

 だから俺ガイルは面白くはあってもいまいち「胃が痛い」というか、それは主人公の動機がそんなによく無いからね。

 もちろん「人のためになろう」という動機がプラスになってるから心地よさもあるんだと思いますけどね。

 まあ作家論的に言えば「そういう作品じゃないと読む価値が無い」というか、色々な人生を追体験できるから勉強になったり面白かったり慰めになったり気晴らしになったり、よく分からないけど俺ガイルの元の元ネタなら夏目漱石あたりなんだろうか?

 葛藤する青年というのは文学になりえるんだと思うので、作家論的に悪いと言ってる訳では無いのね、芸術と言うのは「神々の黄昏」というか、斜陽な所、秋の西日、滅びの美学というか、音楽でも長調より短調のほうがドラマチックで味わい深い作品ができたりと、そういう事もあったり色々だと思うので否定している訳ではありませんけどね。

 まあここで言ってるのは、例えば滅びの悲劇だったとしても主人公の動機というのは選べるのではないかと、それが作品の印象や価値になるのではないかと言ってる訳です。
 
 
 
 ミカグラ学園のテーマの一つが「面白ければ(楽しければだっけ?)面白いほど力が出る、力が増す」という事だったんだと思うけど、これはアーティストの考え方なんだろうね、才能のある。

 いやあこんなに才能があって描く事が楽しかったらどんなに良いだろうと思って、やっぱりその世界の人はそうなのか、と思ったり、芸術家の心とはそうなのかなあ、と思ったり感心しましたね。

 バトルとして表現してはいるけど、体育会系の部活は無かったりと、ワクワクするクリエイターの創作活動はそのものなんだろうねえ、いやあ才能のある人はうらやましいねえ、ははは、勉強になりました。

 というような感じで、今回見たアニメの中では作品としてミカグラ学園組曲が一番好きでした。
 
 
 
 もう一つ余談だけど、最近のアニメって随分と「引き篭もり」の話しが多くなったなあ、と思いましたね。

 合わせて読書ばかりしている、というキャラの多いこと。

 僕が思うにそんなキャラでも話しが成立するほど、昔よりアニメの表現力(リアリティ?)が増したんだとは思うんですけどね。
 
 
 まあそんな感じです。
 
 

7の日ほうこく~


2018年 8月7日
 
 
 こんちは~エンジェルメーカーざんす~。
 
 
 今回は左下コマの背景を描いただけで終わったのふ~。

 ちょっと背景の線が濃いかな、後で薄くしよう。
 
 
 背景って難しいよね、折角だから絵描きのタイプを書いてみるけど、たぶんみんな知ってるね。

 本当は純粋に絵を描く人のタイプって背景とか景色を描けるタイプの人、俗に言えば右脳描きのできる人で左利きが多いと思う。

 抽象的な線を描くのでは無くて、景色をありのまま写実的にフラットに描ける人。

 マンガと言うのはちょっと違うよね、確立された様式というか抽象線というか知識線で構成されてる、人物の描き方の事だけど目の描き方とかある程度様式が決まっていて、これは写実的では無くて抽象的、俗に言う左脳的な描き方であり実は漢字を書くのに近い書き方だと思う。

 まあ分かりやすいのは、へのへのもへじだけど、マンガ絵と言うのはたぶんそれの延長上のものだよね。

 しかし背景の描ける人って人物も背景と同じようにフラットに描くので、確立されたマンガ絵の人物のような分かりやすい魅力を持ちにくいという欠点がある。

 ただ画家としてみればマンガ絵をキャンバスに描いたって笑われるか怒られるかだろうからアカデミックというか絵を描くというスキルで言えば背景を描ける人の方が進んでる事が多いとは思う。

 でも写実と抽象だと、これもどっちが良いという事は無くて、例えばダヴィンチからの伝統である写実と、その後日本では葛飾北斎に代表されるような抽象線の絵、ヨーロッパのゴッホとかモネとかの近代抽象美術は北斎の影響も受けたと言われるけど、写実と抽象とどちらが進んでいるかとかは一概には言えないだろうね。

 当然日本のマンガの伝統と言うのは浮世絵からのもので、とても抽象的に描かれているし、抽象的に描かれているという事は歴史が深いとう事も意味するんだと思うよ、だから一概にどちらがレベルが高いとは言えないと思う。

 最近のアニメの絵って人物も綺麗だし、背景の景色も綺麗だし、ものすごくレベルが高いと思うけど、でもたぶんどちらかが得意な人はどちらかは描けない事が多いだろうね。

 僕が思うに昔と違って、今はマンガアニメやイラスト、ゲームの方にも有る程度アカデミックな技術を持った人が入ってきているんじゃないかと言う風に見えるんだけど、どんなもんでしょ、昔は美術大学みたいのはマンガアニメなんてとんでもないという感じじゃ無かったのかな、僕は縁が無いから知らないけどね。
 
 
 そんな感じさ~僕みたいにマンガ描く人はもちろんマンガ様式の人物は描けるけど背景は難しい事が多いと思うね、ちょほ~。

 要するに絵を描くという入門としては、様式に乗っ取ればある程度誰でも描けるマンガ絵というのは便利だし良いとは思うのよ。

 ほんとに画家を目指すような人には論外なんだろうけどねえ。

 ただまあこれでも何万素体と描いてるから人物が描けるし、背景はそれほど描いて無いから描けない、という事もあるとはおもうけどね。

 という訳で背景はほんと大変だよね。
 
 
 今回は他にコピー用紙練習も 13枚ほど。
 
 

生存報告


2018年 7月7日
 
 
 どももももも・・・・・、エンジェルメーカーでござんす(はぁ)

 記念すべき(?)1周年だけど、今月はかろうじて生存報告できるだけの状態なのよん。
 リアルで疲れてますう~(でもこればっか(笑))
 
 
 今回できたのは左下の枠のみ


 
 
 うむ、これ後で目をなおさないとなあ、どこ向いてんのよ。
 
 
 ステラちゃんは錬金術師という設定なんだよね、星の子の錬金術師、変な設定だねえ、ほほん。
 
 
 1周年だしそろそろエンジンを掛けたい、作業量が少なすぎるからね、何か工夫をしないとなあ。